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2023/04/28更新 PCM8.036


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ポイント追加時の属性設定ダイアログボックス

ポイント付与

ポイント追加時の[属性設定]ダイアログボックスに
「現在の設定を初期値にセットする」チェックボックスを追加しました。
入力された値(入力されなくてもその時点でセットされている値)が、次のポイント生成時の初期値となります。

コマンド文に関して

コマンド文に関して、通常は半角空白全角空白半角カンマをセパレーターとして用いてきましたが、さらに、△(全角三角上向き白抜き)を追加しました。
△をセパレーターとして利用することを、pcm.iniで
[pcmcmd]
delmitri=0

で無効にすることも可能です。設定後、PCM再起動する必要があります。

背景イメージの文字認識

[編集]-[編集他]-[背景イメージ]-[背景イメージの文字認識]
[イメージ]-[変換]-[特殊]-[文字認識(OCR)]に関し、
OCRエンジンとして「Microsoft Office Document Imaging(MODI)」(現在提供なし)から
Tesseract-OCRを使うようにしました。
tesseract-ocr-w64-setup-5.3.1.20230401.exe (64 bit) をインストールし、
追加の言語で、「japanese」「japanese(vertical)」 をチェックしておく必要があります。

pcm.ini での設定
[Tesseract]
//インストールされたパスの指定
Path="C:\\Program Files\\Tesseract-OCR\\Tesseract.exe"
//言語指定  +で区切ることで複数の言語名を指定できる 例)jpn+eng
Lang=jpn+jpn_vert
//ページセグメンテーションの指定
Params=--psm 12
指定可能なオプションのリスト  (Orientation and script detection: OSD)
1 自動ページセグメンテーション(OSDありでOCR).
3 完全自動ページセグメンテーション(OSDなし) (Default)
4 単一カラムの様々なサイズのテキストとみなす
5 垂直方向に整列した単一カラムの均一ブロックテキストとみなす
6 単一カラムの均一ブロックテキストとみなす
7 画像を単一行のテキストとして扱う
8 画像を単語1つのみ含まれるものとして扱う
9 画像を円で囲まれた単語1つのみを含むものとして扱う
10 画像を1文字のだけが含まれるものとして扱う
11 Sparse text: 不特定の順序でできるだけ多くのテキストを探す
12 Sparse text: OSDあり
13 Raw line: 内部の処理をバイパスしつつ画像内にテキストが1行だけあるものとして扱う

[3DビューⅡ]関連追加

地物Z値オフセット

地物のみオフセット

[ホーム]-[3Dビュー]-[3DビューⅡ]を追加し、
通常の3Dビューで行えない以下の機能が行えます。
点群等とは別に地物のみに対しオフセットをかけます。
[3D]-[地物Z値オフセット]
  • [増加]
    ...地物のZ値を一時的に増加させ、現在より高くなるように調整
  • [減少]
    ...地物のZ値を一時的に減少させ、現在より低くなるように調整
  • [詳細設定]
    ...オフセットの値を直接指定したり、[増加][減少]での増減量を予めセット

通常の3Dビューでもiniファイルに、
[Pcm3DView]
PAINT3DGL=1

と書くことで実行可能です。

[3Dビュー]-[ブックマーク]

[3Dビュー]-[ブックマーク]パネルを追加しました。
2Dベクター時と同様に、[ブックマークの追加][ブックマークの整理]と
登録されたブックマークへのジャンプメニューを追加しました。
初期値にセットされたブックマークがあれば、3Dビュー起動時にの初期表示に使用します。

ポイントからグラデーションカラー/ステップカラー

ポイントからカラー設定

[ツール]-[カラーパラメーター]-[作成(ポイント)]
[ポイントからグラデーションカラー]
[ポイントからステップカラー]
を追加しました。

ポイントの参照するフィールドもしくはZ値から、対応するグラデーション、ステップ(分割数)を指定してカラー型フィールドを追加、または上書きします。

3Dビュー利用時は、追加された「Color」フィールドの従描画がONになっていれば設定が反映されます。

3Dビューでレイヤーポイントデータを(点群として)表示する際、
内部属性フィールドに「Red」「Green」「Blue」のフィールドあればこれをカラー値として表現していますが、
「カラー型」で、「従描画」キーがONのフィールドがあれば、優先してRGBと扱って描画するようにしました。

[アーク分割(ダッシュスタイル)]機能追加

アーク分割

[編集]-[編集]-[編集作図]-[アーク分割(ダッシュスタイル)]を追加しました。
前景レイヤーのアークを指定のダッシュスタイルで分割します。

楕円体球面上での面積

計算フィールドに、
$DimensionS
を追加しました。
ポリゴンの内部属性データベースの場合は、ポリゴンの楕円体球面上での面積を取得します。
その他に設定されている場合は0が入ります。

[属性]-[オプション]-[属性転記]-[固有属性転記]のポリゴン転記時に
「面積(楕円体球面上での面積)」 を追加しました。
※経緯度座標系の場合に有効です。

地理院地図で採用されている計算方法で計算しています。

CZML形式ファイルへのエクスポート

Cesium

[エクスポート]-[その他]-[CZML形式ファイルを
出力]
を追加しました。
Cesium で利用できるCZML形式ファイルを出力します。
Cesium Viewer等で出力データを確認できます。

GTFSファイル読み込み

[インポート]-[国土交通省]-[静的バス情報フォーマット(GRFS-JP)]機能を追加しました。
国土交通省により標準化が勧められた静的バス情報フォーマット(GTFS-JP)のデータをインポートします。
参考 国土交通省:技術資料

[カスタマイズ保留]コマンドオプション追加

[ワークスペース]-[カスタマイズ]-[カスタマイズ保留]
コマンドRibbonBarCustomLoadに、以下のオプションを追加しました。
-On ・・・カスタマイズ保留をONにする
-Off ・・・カスタマイズ保留をOFFにする
-Reboot ・・・設定後再起動する
-NoMsg ・・・メッセージ処理をしない(*)
(*) -NoMsg の指定がない場合は、
 「カスタマイズ保留モードになりました。再起動後に反映されます。いま再起動しますか?」
 「カスタマイズ保留モードが解除されました。再起動後に反映されます。いま再起動しますか?」
 のメッセージを出して、「はい」の場合再起動、「いいえ」の場合は再起動されるまで設定は反映されません。

Proc系コマンド追加

Proc系コマンドに、レイヤーフォルダー関連コマンドProc△LayerFolderを追加しました。
Proc△LayerFolder△フォルダー名△DispOn   指定したフォルダー内のレイヤーの表示ON
Proc△LayerFolder△フォルダー名△DispOff 指定したフォルダー内のレイヤーの表示OFF
Proc△LayerFolder△フォルダー名△InHouseOn 指定したフォルダー内のレイヤーの内部データ化
Proc△LayerFolder△フォルダー名△InHouseOff 指定したフォルダー内のレイヤーの内部データ解除
Proc△LayerFolder△フォルダー名△SetSetScale△ssss 指定したフォルダー内のレイヤーの縮尺設定を行う
Proc△LayerFolder△フォルダー名△Rename△tttt 指定したフォルダーの名称を変更する

CloseAllOtherTabコマンド追加

メニューにないコマンド
CloseAllOtherTabを追加しました。
現在、アクティブなタブ以外のタブを閉じます。
タブ上のマウス右クリックでのポップアップメニュー[他のすべてのタブを閉じる]に対応しています。
オプション
-PrjOnly ・・・現在のアクティブなタブがプロジェクトの時のみ実行します。

他のすべてのタブを閉じる

地心座標系表示

地心座標系

以下の球面表示(地球儀状)の機能を追加しました。
ぜひお試しください。
[ツール]-[地心座標系]-[XYZ表示]
 現在のプロジェクトデータを地心座標系(XYZ)に変換して3D表示
[ツール]-[地心座標系]-[XYZ表示(画像化)]
 現在のプロジェクトデータを画像化したのち、地心座標系(XYZ)に変換して3D表示
[エクスポート]-[その他]-[球面表示(地球儀)]
 現在のプロジェクトから球面表示(地球儀)を行う
 HTMLファイルを出力。
[イメージ]-[閲覧]-[球面表示(地球儀)]
 現在のイメージデータから、球面表示(地球儀)を行うHTMLファイルを出力。

パノラマビュー機能追加

パノラマビュー

指定画像ファイルの同じフォルダーに、同種の画像ファイルが他にもある場合は、画面上に表示される【>>】【<<】ボタンでも前後のファイルへ移動します。
前後へ移動した場合、元のウィンドウのタイトルには、「+n」、「-n」が付与され、元のファイルからどれくらい移動したかを判定できます。

コマンドパラメーター追加
-NoNext
 前や後ろの画像に移動する機能をOFFにします。

テンプレート再構成

[システム]-[プロジェクト]-[プロジェクト]-[テンプレートマッチング]
独立したボタンとして[システム]-[プロジェクト]-[テンプレート再構成]として設定しました。
レイヤーの追加や、外部ファイルへの対応、地理院地図や背景タイル情報の転記などを追加しました。

「属性データベース(内部属性を含む)のフィールド順を調整する」オプションを追加しました。
属性データベースのフィールドの並びをテンプレートプロジェクトの該当データベースの並びに合わせます。
テンプレート側にないフィールドは末尾側に並べられます。

関連して、
[インポート]-[設定]-[テンプレート設定]を追加しました。
インポート時のデータをテンプレートファイルによって行う再構成の詳細設定を行えます。

インポート時のテンプレートマッチング

下記のデータのインポート時に、該当するプロジェクトが-prmdir 指定の環境フォルダーにあれば、
これをテンプレートとして読み込んでテンプレートマッチングを行います。
AutoCAD DXF...DXF-Templ.pcm
基盤地図ダウンロードデータ  ...FGDDLD-Templ.pcm
SIMAデータ...SIMA-Templ.pcm
JSIMAデータ...JSIMA-Templ.pcm
MapInfo/MIF...MIF-Templ.pcm
シェープファイル...SHP-Templ.pcm
CAD交換フォーマット...SXF-Templ.pcm
法務上地図XML...MINJITizu-Templ.pcm
GeoJSONファイル...GeoJSON-Templ.pcm
街区レベル位置情報データ...GAIKUINFO-Templ.pcm
総務省統計データ...STDATA-Templ.pcm
KMLファイル...KML-Templ.pcm
地籍フォーマット...CHI20-Templ.pcm
なお、マッチングパラメータは、[システム]-[プロジェクト]-[テンプレート再構成]
最後に行った時点のパラメータが使われます。

独自に設定する場合は、pcm.ini で、
[DXF-Templ]
Layer=1
LayerAdd=1
LayerNamePartMatch1=0
LayerNamePartMatch2=0
Db=1
Render=1
DispMode=1
OverWrite=1
PrjKey=0
CJBK=1

などの設定で制御可能です。

選択されているアークにのみ交点ノードを生成

交点

選択アークにのみ交点生成

[編集]-[交点・ダブリアーク]-[交点ノード生成、ダブリアーク削除]
[交点生成・ダブリアーク削除]ダイアログボックスに、
「選択されているアークのみに交点ノードを生成する」チェックボックスを追加しました。

このチェックがONの場合、交点生成時に、選択されているアークのみに交点を生成します。

コマンドパラメーターは、ヘルプファイルを参照してください。