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UAV(ドローン)飛行計画 飛行制限エリアを回避する


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航空法の定めによりUAV(ドローン)が特定の区域を飛行するには、「無人航空機飛行許可申請」を行い、あらかじめ地方航空局長の許可を受ける必要があります。
  • 空港等の周辺の上空の空域
  • 150m以上の高さの空域
  • 人口集中地区の上空
航空法による許可が必要な空域以外にも、警察庁による「小型無人機等飛行禁止法」によって指定されている施設の上空や、私有地の上空等、UAV(ドローン)の飛行区域には様々な制限が存在します。

飛行制限エリアに気を付けながら撮影範囲を決定するには、計画者が毎回注意深く地図を確認する必要があります。
そこでPC-MAPPINGでは飛行制限エリアをあらかじめレイヤー登録しておくことで、飛行制限エリアを回避した飛行コースを設計可能といたしました。

飛行制限エリアを回避する

PC-MAPPINGの「UAV撮影コース設計(カメラ撮影)」「UAV撮影コース設計(レーザースキャナ)」機能では、飛行制限エリアをポリゴンとして指定のレイヤーに追加することで、飛行制限エリアを回避したコースを設計することができます。
飛行制限エリアのレイヤー名は「(飛行エリアレイヤー名)_制限領域」レイヤーとします。
つまり、撮影エリアを指定するレイヤーを「飛行エリア」レイヤーとすると、飛行制限エリアのレイヤー名は「飛行エリア_制限領域」レイヤーとします。

ここでは、例として
■撮影エリア
 =「撮影エリア」レイヤー(青色の領域)
■飛行制限エリア
 =「撮影エリア_制限領域」レイヤー(黄緑色の領域)
として撮影コースを設計します。

※ここでは飛行制限エリアは国土交通省が公開している「国土数値情報 DID人口集中地区」データを使用しています。

飛行制限エリアを回避する設定は、とても簡単です。
「UAV撮影コース設計」の設定画面で「中抜け、制限区域ポリゴンを回避する」チェックボックスをOnにし、通常通りカメラ諸元や撮影条件等を登録してコース設計を実行します。

<ご注意事項>
※PC-MAPPING Ver.7.716 BN.449085 以降で対応しています。
※中抜けや複数コースにまたがる複雑な制限領域には対応していません。
※制限領域の外側を飛行するコースを設計します。制限領域は余裕をもって設定してください。

設定されたサイドラップ率で撮影するコースが飛行制限エリアにかかる場合、設計されたコースが飛行制限エリアの外周を飛行するように変更されます。
※飛行制限エリアを回避した個所は、サイドラップ率が担保されませんので、ご注意ください。

撮影可能範囲だけで飛行する

飛行制限エリアを作成せずに、撮影エリアと指定した領域だけで撮影コースを設計することもできるようになりました。
こちらも設定は「UAV撮影コース設計」の設定画面で「計画区域内の飛行に限定する」チェックボックスをOnにするだけです。

撮影エリア内で指定のサイドラップ率が担保されるように撮影コースが設計されます。

撮影されたコースで飛行した場合の、写真1枚ずつの撮影範囲・形状も今まで通り作成されます。