点群データ(ポイントクラウド)とPC-MAPPING
近年、三次元計測の技術は目覚ましい進歩を遂げ、点群データはi-Construction等の地理空間情報の分野でも活用され始めています。
マプコンでは、「点群データとはどのようなものか?」「点群データをどのように活用できるのか?」をGISメーカーの視点から考えました。
マプコンでは、「点群データとはどのようなものか?」「点群データをどのように活用できるのか?」をGISメーカーの視点から考えました。
点群データ(ポイントクラウド)とは?
点群データ(ポイントクラウド)は、X、Y、Zの基本的位置情報や色などの情報を持つ3次元データです。
データフォーマットはテキストベースのTXT(CSV)やLASなどの種々の形式があり、PC-MAPPINGではこれらをインポートすることで、膨大な量の点を元に3次元空間を表現します。
データフォーマットはテキストベースのTXT(CSV)やLASなどの種々の形式があり、PC-MAPPINGではこれらをインポートすることで、膨大な量の点を元に3次元空間を表現します。
2D表現
3D表現
点群データ(クラウドポイント)の取得には、いくつかの方法があります。
ここでは、以下の4つの取得方法によって得られた点群データにスポットを当てて記載します。
ここでは、以下の4つの取得方法によって得られた点群データにスポットを当てて記載します。
- 地上設置型3Dレーザースキャナー
- UAVによるレーザー計測
- SFM(Structure from Motion)
⇒1つの対象について、移動するカメラで撮影した複数枚の写真を用いて形状を復元する3次元モデリング技術 - MMS(Mobile Mapping System)
⇒車両にレーザースキャナーを装備した移動式3次元計測システム
点群データ(ポイントクラウド)で何ができる?
GISにおいて使用される点群データ(ポイントクラウド)は、一般に地形や構造物を表すことが多く、その範囲・点数は膨大なものになります。
点群データをGIS上で利活用するには、その「膨大な量のデータをどのように制御するのか?」「どのように表現するのか?」が1つのポイントと考えます。
<点群データの表現例>
点群データをGIS上で利活用するには、その「膨大な量のデータをどのように制御するのか?」「どのように表現するのか?」が1つのポイントと考えます。
<点群データの表現例>
データ色での表現(RGBカラー)
標高値での表現(Z値によるグラデーション描画)
地図・図面とのオーバーレイ表現
断面図作成
GISだからできる利活用
PC-MAPPINGでは、地形・地図・図面表現の背景データの背景を3Dに移行すると考え、背景データとしての点群データ(クラウドポイント)の利活用をご提案しています。
点群データを図面に合わせ込み処理
点群データからTIN生成
点群データから高さデータ付与
高さデータを使用した地形解析機能