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特殊車両通行シミュレーション機能


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【2024/01/24】
特殊車両通行シミュレーション機能は、特殊車両の通行可否などを判定するための通行軌跡シミュレーションツールです。
大型トラックやトレーラーなどといった車両の種類や、諸元をパラメーターに入力し、車両旋回軌跡図を作成します。
これまで有償オプションとして提供しておりましたが、PC-MAPPING HTの標準機能として利用できるようになりました。

行政機関におきましては、工事事務所等での「通行許可申請の審査ツール」として、
また、民間企業では
  • 特殊車両運搬のシミュレーション
  • 大型車両の通行シミュレーション
  • 通行許可申請書作成のためのツール
としてご利用頂けます。

特殊車両通行シミュレーション機能

特徴

  • 道路台帳をはじめとする、精度の高い行政地図データを利用できます。
  • トラック、トレーラー、セミトレーラーに対応し、よく利用するパターンはパラメーター保存が可能です。
  • 作成した軌跡は、確定させるまでBP/IP/EP(※)の各頂点を移動させて軌跡のシミュレーションが行えます。
  • 作成した軌跡はベクトルデータとして保存されるため、他形式へのエクスポートが可能です。
(※)
 BP:Beginning Point(線形の始点)
 IP:Intersection Point(BP及びEPの接線方向角を結んだ交点)
 EP:End Point(線形の終点)

操作方法

※平面直角座標系のレイヤーのみ対応

①コマンド「ArcAdd trktrc」を実行します。
 [トラック、セミトレーラーパラメーター設定]ダイアロ
 グが表示されますので、車両の種類や詳細を入力します。

②通行軌跡シミュレーションを行う、BP・IP・EPをクリッ
 クで指定
します。(右図・赤で表示した頂点位置)
 指定した頂点に基づいて軌跡が表示されます。
 置いた頂点は、ドラッグ操作で移動できるため、角度
 の調整が行えます。

③調整を行ったのち、右クリックで確定します。
 ※見えづらい場合は[プロジェクトエキスパート]-
  [表示モード]から、補間点・結合点・端点の非表示
  行うことで分かりやすく表示できます。
④設定したパラメーターは保存して再利用できます
<使用データ>
地理院地図
インストールやデータベースの設定等は必要なく、
すぐにお手元のPC-MAPPINGで行えますので、ぜひご活用ください。