3Dビュー機能更新―地物オフセット表示・テクスチャー表示に対応しました
【2023/08/30】
国土地理院 地理院地図 標高タイルデータ(DEM5) / 国土地理院 地理院地図 地理院タイル「全国最新写真(シームレス)」
主な追加機能
- 地物(ポリゴン・アーク等)のZ値オフセット
- 標高メッシュやTINにテクスチャー画像を貼りつけて表示
- 広域ベクターに読み込んだ点群の表示
- 各種表示コントロール(3Dグリッド・点群等)
- ブックマーク機能
- フィルター機能(平滑化・陰影等) 等
機能概要
地物(ポリゴン・アーク等)のZ値オフセット
3Dビュー上で表示した地物(ポリゴン・アーク等)のZ値をオフセットし、標高メッシュや点群との高低差を調節します。
3Dビューにおいて、高さは構成アークの補間点のZ値により表現されるため、補間点の間となる部分では、標高メッシュに埋もれてしまう場合があります。
[3D]-[地物Z値オフセット]-[増加]を実行し、地物のZ値を一時的に増加させることで、ポリゴンを完全に標高メッシュの上部に表示することができます。
同様に、ポリゴンが標高メッシュから浮いている場合、[3D]-[地物Z値オフセット]-[減少]でZ値を減少させ、標高メッシュに近づけることができます。
同様に、ポリゴンが標高メッシュから浮いている場合、[3D]-[地物Z値オフセット]-[減少]でZ値を減少させ、標高メッシュに近づけることができます。
[3D]-[地物Z値オフセット]-[詳細設定] で、オフセットの値を直接指定したり、[増加]/[減少]での増減幅を指定できます。
「オフセット値を解除し本来の高さに戻す」を実行すると、増減分はリセットされます。
「オフセット値を解除し本来の高さに戻す」を実行すると、増減分はリセットされます。
※3Dビューで表示する際の一時的な増減機能のため、実データのZ値は変更されません。
<使用データ>
- 国土地理院 地理院地図 標高タイルデータ(DEM10)
- 国土地理院 地理院地図 地理院タイル「全国最新写真(シームレス)」
- 農林水産省 筆ポリゴンデータ(2022年度公開)
標高メッシュやTINにテクスチャー画像を貼りつけて表示
標高メッシュやTINにテクスチャー画像を貼りつけて表示することができます。
テクスチャー画像には通常の画像ファイル(航空写真等)を利用可能なほか、プロジェクトのポリゴンデータをイメージ化して貼り付けることもできます。
これにより、”TINに航空写真を貼り付ける”や”標高メッシュにポリゴンを貼り付ける”など様々な用途にご活用いただけます。
テクスチャー画像には通常の画像ファイル(航空写真等)を利用可能なほか、プロジェクトのポリゴンデータをイメージ化して貼り付けることもできます。
これにより、”TINに航空写真を貼り付ける”や”標高メッシュにポリゴンを貼り付ける”など様々な用途にご活用いただけます。
画像ファイルを貼り付ける場合
レイヤーの背景イメージにテクスチャーとして貼り付けたい画像(航空写真等)を登録します。
[レイヤーエキスパート]-[イメージ]パネル -【参照】ボタンから背景に表示する画像を指定します。
[レイヤーエキスパート]-[イメージ]パネル -【参照】ボタンから背景に表示する画像を指定します。
[プロジェクトエキスパート]-[キーリスト]に
以下のキーリストを追加します。
キー:DEMTex/TINTex
値 :レイヤー名
※キーは、標高メッシュの場合 「DEMTex」、TINの場合 「TINTex」と設定します。
以下のキーリストを追加します。
キー:DEMTex/TINTex
値 :レイヤー名
※キーは、標高メッシュの場合 「DEMTex」、TINの場合 「TINTex」と設定します。
[ホーム]-[3Dビュー]-[3DビューⅡ]
を実行すると、指定した画像が標高メッシュやTINのテクスチャーとして表示されます。
[3D]-[表示]-[標高テクスチャー画像のON/OFF]
により、表示のON/OFFが切り替え可能です。
を実行すると、指定した画像が標高メッシュやTINのテクスチャーとして表示されます。
[3D]-[表示]-[標高テクスチャー画像のON/OFF]
により、表示のON/OFFが切り替え可能です。
ポリゴンをイメージ化して貼り付ける場合
- [編集]-[編集]-[レイヤー]-[ポリゴン3Dビュー設定]
- [3D]-[表示]-[ポリゴン3Dビュー設定]
に、 [標高メッシュに沿わせる(貼り付ける)]オプションを追加しました。チェックボックスがONの場合、ポリゴンをイメージ化し、標高メッシュに沿わせるように描画します。
<使用データ>
- 国土地理院 地理院地図 標高タイルデータ(DEM5/10)
- 国土地理院 地理院地図 地理院タイル「全国最新写真(シームレス)」
- 農林水産省 筆ポリゴンデータ(2022年度公開)
その他
広域ベクターに読み込んだ点群の表示
[インポート]-[LAS]-[広域ベクター変換]を追加しました。
LASファイルデータを解析し、一定点数以内に収まるよう領域分割した広域ベクター(複数)に変換します。この広域ベクターを持つプロジェクトで「3DビューⅡ」を実行すると、広域ベクターの点データも点群データ対象として取り込まれ3D表示されます。
広域ベクターを利用することにより、大規模な点群データであっても、効率的に任意の表示領域に拡大し、3Dビューを起動することができます。
LASファイルデータを解析し、一定点数以内に収まるよう領域分割した広域ベクター(複数)に変換します。この広域ベクターを持つプロジェクトで「3DビューⅡ」を実行すると、広域ベクターの点データも点群データ対象として取り込まれ3D表示されます。
広域ベクターを利用することにより、大規模な点群データであっても、効率的に任意の表示領域に拡大し、3Dビューを起動することができます。
各種表示コントロール(3Dグリッド、点群等)
点群・標高テクスチャ・3Dグリッドを表示
[3D] - [表示] の各チェックON/OFFにより、
点群や3Dグリッドなど各種表示が行えます。
点群や3Dグリッドなど各種表示が行えます。
ブックマーク機能
[ホーム]-[3Dビュー]-[3DビューⅡ]実行時に、ブックマークが利用できるようになりました。
2Dベクター時と同様に、[ブックマークの追加]/[ブックマークの整理]と登録されたブックマークへのジャンプメニューが行えます。
初期値にセットされたブックマークがあれば、3Dビュー起動時の初期表示に使用します。
[ホーム]-[3Dビュー]-[3DビューⅡ]実行時に、ブックマークが利用できるようになりました。
2Dベクター時と同様に、[ブックマークの追加]/[ブックマークの整理]と登録されたブックマークへのジャンプメニューが行えます。
初期値にセットされたブックマークがあれば、3Dビュー起動時の初期表示に使用します。
フィルター処理(平滑化、陰影等)
[3D]-[フィルター]から
[平滑]/[輪郭]/[陰影]
を選択することで、それぞれ簡易な描画の変更ができます。
[3D]-[フィルター]から
[平滑]/[輪郭]/[陰影]
を選択することで、それぞれ簡易な描画の変更ができます。
通常
平滑
輪郭
陰影