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トップページ >  ISC:基本講座 >  1.PC-MAPPINGの構成 >  1-6.地図データと属性データ

1-6.地図データと属性データ


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1.地図データ

地図と属性情報をコンピュータ上で統合利用するためには、地図の位置情報(地理的な座標)と属性情報を関連づけ(リンク)しなければなりません。
そのためには、地図データは少なくとも、属性情報とのリンク部分についてはベクターデータ(属性値と必要なパラメーターに基づく計算によって図形を描くデータ)である必要があります。

地図と属性データ

たとえば、通常の紙の地図をスキャナーで読み取ったイメージデータ(ピクセルの一つ一つにカラー情報を与えたデータ)を表示し、その上に基準点の位置を入力して基準点データベースとリンクさせるシステムでも、基準点の位置を示すポイント(独立点)はベクターデータとなります。
GISの基本要素としての地図データはベクターデータであり、
イメージデータの地図は一般に表現を豊かにするために使われます。

2.属性データ

広義の属性情報として、
  • 土地に固有に備わっている自然属性
  • 一定の物理的な加工を伴った人為的属性
  • 観念的な人為的属性
  • 関連情報
の4種類があります。
これらは解析の前提条件として使ったり、GISにおいて解析の結果として得たり、かかわりのある情報として表示したりするいわば「具体的な情報」です。
ここでは、必要に応じて「主属性」とも呼ぶことにします。

データベース

属性データには、このほかにデータベースとのリンクや描画方法の設定のキー(ユニークなキーおよび非ユニークなキー)とするフィールドや、入力を簡略化するためのテキストのタイプを数値等に置き換えたもの(辞書設定)などもあります。
これらはいわば「認識用の記号」であり、主として実際に機能するGISを組み立てるために使われます。